未来を担う君たちへ

GDPって知っていますか?

GDPとは、一国が1年間で作った付加価値の総額です。
簡単に言うと、「作って売った」もしくは「役務を提供して報酬を得た」時の儲けの総額です。
これが多いということは、人々の必要がたくさん満たされているということになります。それゆえ、豊かさの指標にもなっています。
多分、6年生で習うでことでしょう。

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いいものをたくさん作って沢山売れば、GDPは上がります。
そのためには、工場をたくさん作ってフル稼働しなければなりません。
建設会社が工場を作って売ればGDPが上がります。
電力会社が電気をたくさん作って工場に売ればGDPは上がります。

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価値のあるものには値段がついている。
だから、その合計が大きくなれば、たくさんの価値が人々の手に渡ったことになり、それが豊かさということになるのです。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

電気をたくさん作るには...

火力発電ならば、たくさんの化石燃料を燃やします。
化石燃料は掘ったぶんだけ減っていきます。
減ったとしても、計算上GDPを減らしません。

化石燃料が燃えるとCO2を発生します。
CO2は温室効果を引き起こし、水害や干ばつの原因になります。
でもそれは、GDPを減らしません。

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ある国では、森を焼き払って穀物の生産を増やしました。
森が減っても、GDPには影響しません。

またある国では、子どもたちを働かせてチョコレートをたくさん作りました。
子どもたちから未来を奪っても、GDPには影響しません。

山に工場を建てると、山の環境が変わります。
油を燃やすと、空気が汚れます。
化学物質を使うと、水が汚れます。
沢山の魚を獲ると、種が絶滅するかもしれません。

でもそれは、計算上GDPには影響しないのです。

増えたGDPは、なにか大切なものを浪費した結果かもしれませんね。

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私たちが生きるために必要な「もの」や「こと」のうち、「自分で作れないもの」や「自分でできないこと」には値段がついています。
それは、「生きていくために必要」という価値の値段です。

でも、生きるために必要だけど、当たり前のようなものには値段がついていません。

例えば、「健康」。
健康産業が流行り始めたのはここ最近のことです。

かつて、健康かどうかなんて誰も気にしませんでした。
ある時だれかが、健康であることがとても価値のあることだと気づいたんです。
それは当たり前のことではないということにも気づきました。
そして、「健康」に値段が付きました。
それが健康産業です。

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価値があって、必要だけども、当たり前のようなモノやことには値段はついていません。

山や森や水や空気の価値は、いくらなのでしょう。
可能性に満ちた君たちの価値は、いくらなのでしょう。

真の豊かさとは、どのようなものだと思いますか。

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