生きる力と自然と遊びと

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生きる力とは

「最近の子どもは生きる力が弱い」

そんな言葉をよく耳にする。確かに精神的にひ弱な子どもが増えたような気がする。

そもそも「生きる力」とは何なのか。

文部科学省は

「生きる力」とは
- それは、知・徳・体のバランスのとれた力のこと
変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体をバランスよく育てることが大切です。
● 基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力
● 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性
● たくましく生きるための健康や体力 など

学習指導要領「生きる力」:文部科学省

と定義している。

そして到来しつつある知識基盤社会の中では、

そのため、これからの社会を生きる子どもたちは、自ら課題を発見し解決する力、コミュニケーション能力、物事を多様な観点から考察する力(クリティカル・シンキング)、様々な情報を取捨選択できる力などが求められると考えられます。

学習指導要領「生きる力」:文部科学省

とのことらしい。

単純に、困難に直面したとき工夫してのりきる力、あるいは、自ら未来を切り開いていく力ととらえていいんじゃないかと思う。

自然の中で遊ぶことが生きる力を育む

自分の子ども時代と比べて、今の子どもたちは野原で遊ぶことが減ったのではないか?

場所の問題もあろうし、治安の問題もあろう。親の責任だけではない。

昨今のソーシャルディスタンスを求められる中で、子どもたちの遊びも家の中でゲームをするくらいしかなくなっている。

ゲームにはストーリーがあり、それを追いかけていく。決まったストーリーを完結させればクリアとなる。ストーリーに行き詰ると、攻略本やインターネットで進め方を調べ、それに従ってクリアする。

自然の中での遊びにはストーリーがない。いや、自分自身が主人公と言うべきだろうか。

おすすめの攻略ルートも、決まったゴールもない。何かを見つけて、工夫して、何かを作り出す。出会いは偶然だが、関心を持って周りを見るほど偶然の起こる確率は高くなる。

それは、大人になってから隠された課題を発見し、分析し、新しい発想で解決策を導き出す。そういった力とつながっているんじゃなかろうか。

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